このブログを立ち上げるに至った経緯

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はじめまして、中島淳之介と申します。
私は、VMwareでお客様担当のエンジニアとして日々活動しています。

突然ですが、このブログを立ち上げるに至った経緯について、お話ししたいと思います。
私自身はあまり感じないのですが、よくVMwareのエンジニアはお客様から、顔が見えないと言われるそうです。これには2つ理由があると思います。

 

  1. 限られた人数で活動しているので、全てのお客様まで行き届いていない
  2. VMwareと言えばこの人!といえるような人が、まだまだ少ない

 

そのため、既に多くのVMwareのエンジニアが、できる限り広く情報を発信できるように、下記のような公式のブログで、技術情報を発信しています。もしかしたらこちらは既にご存じの方も多いかもしれませんが、知らなかった方はぜひ見ていただければと思います。

 

クラウド基盤に特化した技術ブログ

Japan Cloud Infrastructure Blog – Cloud Infrastructure & Management Highlights from the VMware Japan Team

仮想デスクトップに特化した技術ブログ

VMware Japan End-User Computing Blog – End-User Computing Highlights from the VMware Japan Team

これらは比較的技術寄りの内容になっていて、さらに細かい技術内容であれば、VMwareのエンジニア以外の方が非常に有益な情報をどんどん発信してくれています。そのため、私はVMwareのお客様担当のエンジニアが、普段どのような提案をしているのかにフォーカスしたブログを書くことにしました。とても細かい技術的なTipsを求めていらっしゃる方には物足りないかもしれません。

VMware製品のユースケースや提案方法についてのブログに。

VMwareの製品についての技術情報は多く存在しますが、VMwareの製品をどのようにお客様に提案しているかについては、なかなか知られていないことだと思います。VMware製品を販売いただいている方々にとっては、提案方法の参考にしていただければと思いますし、購入される立場の方にとっては、こんな使い方や効果があるのかと思っていただければ、それがこのブログの存在意義になります。

そのため、どちらかと言うと、導入・構築に役立つ情報というよりは、Demand Generationといった提案の初期段階に求められる内容が多くなると思います。私が実際に提案に利用しているスライドなどを引用しながら、よりVMwareのエンジニアが身近に感じていただけるようになっていただければ幸いです。

ただ、息が詰まらないように、時々私自身が考えていることや心掛けていることを書かせていただいたり、VMware以外の興味があるテクノロジーについて書くこともあるかと思います。

そういった点から、本ブログにおける内容は、私個人のものであり、所属する会社の戦略や意見とは関係ございませんので、その点だけご了承ください。

難しいことを、わかりやすく

私が6年前にVMwareに入社したときに、仮想化のメリットを正しく理解できていれば、採用しない人はいないと思っていました。しかしながら、それでも採用していなかった人たちは、我々がきちんと説明しきれていないだけだったのではないかと考えていました。製品が良いものであれば、説明する人にも責任が生じます。良いところを適切に説明できなければ、それは説明する人の責任です。

当時は、仮想化に少し難しいイメージがあり、私はいかにそれをわかりやすく説明できるかを意識して活動してきました。なかなか在り物の資料では説明しきれないため、たくさん資料も作りました。それらを、私が心掛けている「難しいことを、わかりやすく」するための”行間資料”と呼んでいます。本当に伝えたいことは、言葉で伝えることも重要ですが、文字やスライドといった形に残して、後から読み返せるようにしておくべきだと思うからです。

このブログで紹介しようと考えているのは、積み重ねられた”行間資料”です。日々このような提案を続けていますので、ネタに困ることは少ないと思いますが、お付き合いいただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

Junnosuke Nakajima

2010年にVMwareに入社し、お客様担当エンジニアとして活動中。肩書はLead Systems Engineer。「VMwareの基本」「改訂新版VMwareの基本」という2冊の著書がある。2016年からは、CTO Ambassadorとして、現場と開発のギャップを埋める役割も担っている。